地域の価値は、市場の朝にあった。北九州の「せり」を体験してきました。

2026.7.29GAO HUB Journal読了時間 約2分

先日、北九州市中央卸売市場の「せり」を見学してきました。

実はこの1か月で二度目。

一度見ただけでは分からない魅力があり、もう一度足を運びたくなった場所です。

朝早くから市場には活気があふれ、魚を見極める仲買人の皆さんの真剣な眼差しと、独特のリズムで進む「せり」。

普段スーパーで魚を買うだけでは知ることのできない世界が、そこにはありました。

市場の皆さんに魚のことや流通の仕組みを丁寧に解説していただき、マグロの解体も見学。

そして最後は、港寿司さんで実際にその魚をいただくという、とても贅沢な時間でした。

一番印象に残ったのは、朝日でした。

市場が動き始める時間。

関門海峡からゆっくりと昇る朝日が、市場をやさしく照らしていきます。

「市場」というと、仕事の現場というイメージが強いかもしれません。

でも、その景色は思わず写真を撮りたくなるほど美しく、北九州ならではの風景でした。

観光とは、有名な建物を見ることだけではありません。

その土地の日常に触れることも、立派な観光体験なのだと改めて感じました。

市場から寿司屋までが近い。

北九州の面白さは、ここからです。

市場で仕入れられた魚が、その日の昼には小倉駅近くのお寿司屋さんで味わえる。

例えば平四郎さんのようなお店では、その日の朝に市場へ並んだ魚をいただくことができます。

「新鮮」という言葉だけでは表現しきれない、この距離の近さ。

生産地と市場、そして料理人が近いからこそ生まれる贅沢があります。

これは港町・北九州ならではの魅力だと思います。

地域の価値は、現場にある。

私たちは、地域の魅力を発信する仕事をしています。

でも、その魅力は机の上では見つかりません。

市場へ行く。

生産者に会う。

料理人の話を聞く。

その土地の日常を体験する。

そうして初めて、「この地域にはこんな価値があったんだ」と気づくことができます。

北九州の市場には、観光資源としてまだまだ大きな可能性があります。

魚だけではありません。

市場で働く人たちの技術や文化、その場の空気そのものが、このまちならではの財産です。

だからこそ、多くの人に一度体験してほしいと思います。

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